核医学検査室では、4月より新しいPET/CTとSPECT/CTでの運用が始まりました。
PET/CTはGE社製 Discovery MI です。
PETの検出器には半導体が使用され、より高感度・高分解能のPETが得られるようになりました。また、以前の装置ではPETの呼吸同期をかけるには呼吸同期デバイスを設置する必要がありましたが、新しい装置ではデバイスレスでの呼吸同期が可能になりました。CTには金属アーチファクト低減技術やDeepLearningが搭載されたことにより、画質が向上するだけでなく、低線量で正確な吸収補正用CTが得られるようになりました。
SPECT/CTはSiemens社製 Symbia Pro.specta です。
国内3台目の導入です。SPECT検出器の感度が上がり、診断用CTとしても使用可能な32列のCTは金属アーチファクト低減技術も搭載されています。コリメータの種類はsmart ZOOMなどの特殊なものも含めて6種類。コリメータ自動交換機能がついているので、一部のコリメータはボタン一つで交換が完了します。
これらの装置とともに患者さんにより良い医療が提供できるように努めてまいります。